第1259回 日本を訪れる外国人旅行者の増加
今日は、最近のニュースから取り上げます。
昨年、海外から日本を訪れた外国人旅行者が、過去最多の1973万7千人になったという報道が注目を受けました。前年から実に47%も増加したそうです。
筆頭は中国人で、前年の2倍以上の500万人近くに増加しました。台湾や香港の人びとを合わせるともっと大勢になります。特に中国系の人びとを中心に、繁華街や観光地での「爆買い」の様子は年間を通した話題になりました。日本経済の活気にも寄与してもらっています。アメリカからの旅行者も初めて100万人を越えたそうです。
一方、日本から外国に出かける人は3年連続の減少で1621万人で、訪日外国人と人数が逆転したのは大阪万博の1970年以来久しぶりというのも注目されます。外国人が日本旅行中に使ったお金の総額は「自動車部品」の輸出額に匹敵し、1人あたりで17万6千円以上だそうです。円安の傾向が続く中で、「メイドインジャパン」の商品購入への強い意欲が伺えます。
一方で大都市のホテルや団体バス、国際線受け入れの空港など不足の解消や整備が切実な情勢になっています。(以上2016/1/19朝日新聞)2020年の東京五輪を前にして様々な課題が山積していることがわかります。
中高生や卒業生もこうした動きに関心を寄せていることでしょう。街や公園で外国人と話せるチャンスも増えてきています。
もちろん英語以外は無理なことが多いですが、道案内など機会があれば声かけやサポートの気持ちを持ってほしいです。学園の所在地である藤沢&江の島そして鎌倉など、恵まれた立地も活かしていきたいものです。