先週金曜日に全校避難訓練を実施しました。その三日前の始業式で今週中に行うと柳下教頭から大まかな予告と説明がありましたが、今回は万一の事態を想定して、昼休みの終わり頃、急な放送から実施する方法をとりました。

　大地震が発生したので周辺の安全な場所で待機する旨の放送が、まず入りました。災害対策の一環として教員の係分担に合わせての行動を始めました。その後、大津波警報が発令されたので教員の指示・誘導のもとで各エリアの屋上へ避難する旨の放送を入れました。教員は、伝達誘導係、安全確認係、救急救護係などに分かれて、校内全域の要所に分散し、生徒達の避難を指示・誘導しました。屋上への移動が困難な生徒への対応も予行されました。

　クラス・テクノ・メディア・アリーナの各エリア屋上に避難した各学年の生徒人数や教員人数が確認され、本部に報告されました。そして津波警報の解除が放送され、全体掌握・安全確認のため全生徒をクラスエリア屋上に集合させるべく移動してもらいました。各学年クラスごとに整列、点呼を行い、柳下教頭より今回の避難訓練について総評を述べました。教室に戻るまで全体として午後始めの４校時いっぱいを使った訓練となりました。

　こうした流れで行いましたが、総じて生徒諸君は整然と行動し、屋上での整列や待機でもきちんと静かに協力してくれました。前回の避難訓練は学年ごとに屋上へ移動しましたが、今回は全校生徒の大移動でした。やはりクラスエリア屋上へ集合した生徒達が全校の７割近くをしめ、屋上行きの階段がかなり渋滞する状況なども確認できました。それでも万一に備えて、各自必要な行動や教員側の指示、掌握などについて全体のイメージを深めることができました。今後も実施して把握できた留意点を踏まえて改善に努め、継続的に訓練を行っていきます。