冬が長くて厳しかった分、今年は新学期と桜の満開が重なる幸運に恵まれました。写真は、私の住まいに近い大和市の「千本桜」の光景からです。引地川の両側から枝垂れる桜の美しさは圧倒的で、毎年出会いを楽しみにしています。年間を通じた手入れや清掃に尽くして下さる周辺地域の住民の人たちに感謝の気持ちを強めるばかりです。

さて７日の始業式、９日の入学式を経て、今日からいよいよ全学年の在校生が揃いました。本日のスケジュールは、各学年ごとに組まれています。
各クラスで、担任の先生から時間をかけた方針説明や呼びかけ、自己紹介などが行われるＬＨＲ(ﾛﾝｸﾞﾎｰﾑﾙｰﾑ)は欠かせません。生徒会のクラス委員・各種委員や体育祭・学園祭の実行委員の選出も行われます。クラス内の班決めや係決めも大切です。中学の各学年では、ＧＷ前に実施される「学年の日」の説明と委員募集も進められることでしょう。

どの学年でも学年集会が設けられ、ガイダンスが行われます。一年間の教科学習・総合学習(特活)・研修旅行・学校と学年行事など重点課題と予定が説明され、積極的な関与や努力が呼びかけられます。マナーやモラルに関する生活指導上の注意も行われます。高３は大学受験という課題に向かってまっしぐらの具体的なガイダンスが行われます。各学年の新しい先生方のスクラムと意気込みが存分に示される大切な機会でもあります。
また中１では学園歌の練習や校舎見学が行われ、中３では春休みの学習課題の確認シリーズとして、国語・数学・英語の「Ｋｉｃｋ Ｏｆｆ テスト」が実施されます。

新しいクラスでは初対面の人たちも多いことでしょう。少し勇気を出して、隣の人や近くの人、元気のない人や気になる人に声をかけてみてほしいです。「おはよう」「さよなら」や「ありがとう」「ごめんね」～さりげない小さな挨拶こそがコミュニケーションの第一歩です。新しい友だちの輪が少しずつあるいは一気に広がっていく大切な日々が始まりました。