第526回 ハンドボール部石津君が、県代表選手として国体に出場!

2012年9月24日

 ハンドボール部で新たな快挙、嬉しいニュースです。
 ゴールキーパーとして活躍してきて、今年度の関東大会出場でも大いに貢献した高3石津貴士君が、来月に岐阜県高山市で行われる、第67回国民体育大会に、ハンドボール神奈川県代表選手のひとりとして出場します。
 8月に東京都で行われた関東ブロック大会で、神奈川県は強豪県を連破し、全国行きを決めました。石津君は県代表メンバーとして活躍し、ついに国体行きの栄誉を手に入れたのです。

 私も関東大会へ応援に行きましたが、強烈なシュートを次々と止める姿は、感動的でした。ふだんは温厚で人懐こい石津君が、試合になると一転して厳しい表情でゴールを守る様子は強く心に残っています。背の高い彼がゴール前に仁王立ちになる姿はとても頼もしく、チームの仲間には絶対の信頼があります。昨年度の体育祭では、黄色組のチームリーダーとしても奮闘していました。部活動で鍛えた力を学校行事でも示してくれたのです。

 石津君と先週末にお話しました。国体へ向けて連日続く強化練習の様子を聞きました。ランニングでは途中から重りをつけての走りもあり、その後シュートやフォーメーションなどをみっちり練習するそうです。国体は全国19都道府県が集まり、初戦は10月5日です。
 石津君は幼稚園からの学園生です。中学からハンドボールをしてきて一番良かったのは、自分に自信が持てたことで、何をされても大丈夫だ、向かって行けるという姿勢を身につけられたことだそうです。ゴールキーパーの役割は重大です。中学の時はシュートが身体にぶつかる怖さもあったけど、高校ではシュートを止めて相手の悔しい表情も確認できることが増えて、シュートに向かっていく自信を更に強めていけたそうです。
 素晴らしい話だなと感激しながら聞きました。強化練習の電車往復には受験勉強もかかさず続けているそうです。大学ではスポーツ科学系を専攻し、指導的な立場の仕事を目指していきたいと語ってくれました。
 また、「国体に出場できるのは、まず顧問の清水先生と斉木先生のご指導のおかげです。代
表に選ばれたのは、チームの皆の力で県第2位となって関東大会に出場できたからです。」「先生方、チームのみんな、そして家族の人たちに本当に感謝の気持ちでいっぱいです。」と語ってくれました。

 グラウンド前には、全校でお祝いする横断幕も掲げてあります。高3のこの時期まで大会が続き、勉学との両立もさぞ大変なことでしょう。最後の追いこみ練習に取り組み、これまで頑張ってきた練習の成果を、全国の大舞台で存分に発揮してもらえるように祈っています。