第525回 炎天下の力仕事~回収した土砂は2.4トン!
中高生が夏期講習やクラブ活動でおおぜい登校した、8月25日。炎天下にもかかわらず、13名のお父様(教員も1名)が集合されました。午前9~12時にわたって大変な力仕事をして下さいました。
場所は中高アリーナ前の側溝で、約100mにわたる区域の雨水ますの清掃と、約2.4トンもの堆積物の処理をして下さいました!
サポーターズ・クラブ様の活動報告から、転用させていただきます。
オヤジ達によるU字溝の清掃
「最近、雨が降ると大グラウンドが何日もぬかる。」そんな生徒さんの声を耳にしました。中学校・高等学校の大グラウンドがある「センターエリア」には、地面に降った雨水を排水するU字溝が設置されています。その上蓋は分厚いコンクリート製で非常に重く、これまで生徒・先生が清掃するのは困難でした。そのため、ここ数年そこに泥が溜まり排水が悪くなっていました。また昨年3月の東日本大震災の影響で、ごく微量の放射性物質が排水溝などに残っている可能性も完全には否定できません。
そのためサポーターズ・クラブは、8月25日、大グラウンドのU字溝を100メートル以上にわたって清掃することにしました。コンクリート製の上蓋は専用工具で開け、満杯だった泥を取り除き、U字溝をきれいにしました。ヘドロによる悪臭やボウフラが発生している箇所もありましたが、全て取り除いて衛生的にしました。溝から除去した汚泥は、土のう80袋分(約2.4トン)にのぼり、全て産業廃棄物として適切に処理しました。
安全のため作業区域付近は立入禁止としましたが、その外で部活や講習で登校していた多くの生徒が、不思議そうに立ち止まり、オヤジ達の作業風景を眺めていました。また学園長、事務局長、理事長が立ち寄って、ねぎらいの言葉をかけてくださいました。
サポーターズ・クラブは幼稚園から高校までの父親ら約100人が登録しているPTA公認サークルです。これまで学校やPTAから多くの依頼を受けてきました。これからも学校のため、力仕事や工具を使う作業も含めて、積極的にお手伝いしていきます。
大グラウンドの側溝にある蓋はコンクリート製で、厚さ12cm、重さ60kgもあり、業者の協力も得て全ての蓋を開けられました。U字溝の幅は25cmあり、堆積した土砂は平均15cm以上。排水機能は失われ、両端には異臭があるなど不衛生な状態でした。
作業はニ名1組でスコップとU字さらえで土砂をすくい、土砂1袋に30キロの土砂を入れてひもで封じました。34度まで届いた昼間、作業15分ごとに10分休憩をとられ、水分補給や塩飴などで熱中症予防に努めて作業を進められました。土嚢袋は何と合計80袋も積み上げられました。産業廃棄物として処理されました。今回の教訓までHPにまとめて紹介されています。
遅くなりましたが、当日は本当にお疲れ様でした。
参加者の中には、学園全体の経営に関わるお仕事でもご尽力して下さる方々がおられます。こんなにもハードな作業をボランティアでして下さり、感謝の念にたえません。9月30日の学園祭バザーでも、サポーターズ・クラブの方々の出店があります。ぜひご来園されコーナーにもお立ち寄り下さい。すてきなお父様方とお話していただければと願っています。