第1298回 「チーム湘南学園」、海に広がるつながり

2016年7月8日

~第6回松ぼっくりフォーラム&てらこや~

 “シェルホール”というネーミングが最適と思えそうな中高ホールを会場に、同窓会、後援会、PTA、教職員が参加して、今年度で第6回目を数える「松ぼっくりフォーラム&てらこや」が開催されました。「松ぼっくりフォーラム&てらこや」とは、同窓会、後援会、PTA、教職員が関わり開催する”文化・グローバルフォーラム”といえましょう。昨年度はOBでEU大使などを経歴するなど外交畑の重鎮のお一人朝海和夫さんらをお招きし、“グローバル教育とは”をテーマに活発な議論が行われました。
 
 さて今年度のテーマは「ヨットに学び、ヨットで楽しむ~ヨットはこんなに魅力的!~」。パネリストには、湘南学園の海とのつながりを語る方々、昇隆夫さん(神奈川セーリング連盟副会長・OB)、北川源太郎さん(NPO法人セイラビリティ江ノ島代表理事・OB)のお二人からご講演いただきました。

 昇さんは1960年に学園高校を卒業され、大学時代からヨット部に所属し、以来ヨット歴は半世紀を超え、その功績が認められ旭日単光章を受賞されたお方です。北川さんは昇さんの1級下の後輩で、学園中学を卒業され大学時代はゴルフ部、社会人になられてから趣味として友人仲間とヨットの世界に入られ、現在は「NPO法人セイラビリティ江ノ島」の代表理事を務めておいでです。
 
 「セイラビリティ」とは「セイリング」と「アビリティ」を合わせた造語とのことです。2020年の東京オリンピックのセーリング会場として、江ノ島が使用されますので、それを視野に、お二人がそれぞれ語るヨットの魅力は、観客を引き込むのに十分なものでした。なお、参加者としてヨットに乗っているという2名の学園中学生が参加してくれたことは、この会をさらに盛り上げることとなりました。

 この講演をうけて、様々な切り口から濱野PTA会長、河本小学校長、田辺後援会長、小田NPO法人湘南食育ラボ理事長、筧同窓会長と中高校長である私榎本がパネラーとして1,2分スピーチを行い、前川同窓会副会長が縦横無尽な名司会ぶりを発揮されました。そしてこの多岐にわたるディスカッションの締めは川井学園長。実に密度の濃いパネルディスカッションとなりました。

 ヨット体験から学んだこと、ネシアの世界のネットワークなど話は尽きません。その後、続きの話はカフェテリアに持ち越して、参加者一同自家製シフォンケーキ&コーヒーで楽しい交流が続きました。

 2020年東京オリンピックのセーリング会場近くに位置するここ湘南学園は、湘南の風、世界の風をうけ、“知性輝く気品高い”学園として磨きをかけていきます。