第1299回 チャリティ福祉コンサート七夕まつり前日祭
~合唱部のうたごえは平尾昌晃さんと共に~
平塚の七夕といえば、関東では規模の大きさや飾りの豪華さを含め、誰しもがご存知の夏を告げる湘南の風物詩の1つといえましょう。今年は、7月8日~10日の3日間の日程で開催され、それに先立ち前日祭が行われました。
それは、「認定NPO法人ラブ&ハーモニー基金 福祉コンサート 平尾昌晃&HANDSIGNの前日祭七夕まつり」というものです。湘南学園OBであり、著名な音楽家でもある平尾さんが、取り組まれてこられたチャリティイベントの1つです。当日は社会福祉協議会関係の皆様を優先してのご招待ということで、暑いなか観客の皆様が開演前より長蛇の列をつくられていました。
そして、いよいよ開演です。認定NPO法人ラブ&ハーモニー基金の理事長である平尾さんより、オープニングにあたってのメッセージとご自身が作曲された歌を披露されました。
平尾さんはかつて大病された時、元気になることができたら自分を支えてくれた多くの皆さんに恩返しをしたいと密かに誓われ、それがこのNPO法人の立上げとチャリティコンサートなどを通じての社会貢献活動につながっていったそうです。
司会には田川裕之さんが、ビデオレターには徳光和夫さんが、双子の兄弟アートデゥオの岡本優・修、手話を取り入れたパフォーマンスアート集団HANDSIGNといった豪華ゲストに混じって、湘南学園中高合唱部17名の姿があったのです。合唱部はゲストの皆さんと練習したばかりの手話を交え、“ともに歌い、ともに笑い、ともに元気に”というチラシに書かれたコピー通りに、大活躍を見せてくれました。
実は、平尾さんが母校湘南学園を訪問され、合唱部の歌唱指導をしてくれたのです。平尾さんは、歌うことのたのしさ、聴く側のよろこびといった大きな話から始められ、歌唱のポイントをついたアドバイスをしていただきました。そうした成果がこのコンサートにはっきりと表現されていたと感じました。
最後に、出演者全員による「やすらぎの時代へ」(作詞:湯川れいこ、作曲:平尾昌晃)の合唱をもって盛況裡に終了しました。このチャリティ福祉コンサートのステージを通じて、湘南学園中高合唱部は大きく飛躍した印象を強く持ちました。なお、このコンサートをお手伝いするため、同窓会、後援会、PTAの皆様も暑いなかご協力いただいたことを付記しておきます。ありがとうございました。