第1300回 グローバルセミナー、イングリッシュ・キャンプ、合宿講習etc

2016年7月22日

~夏は飛躍の時、体験し、学び、考え、成長しよう!~
 
 湘南学園中学校高等学校の夏休みは、国内外において実に多彩で多面的な取り組みが用意されています。その内容を時系列を追ってご紹介しましょう。
 
 まず海外姉妹校提携の魁となった、オーストラリア・ノックス校(メルボルン市)へのオーストラリアセミナーを皮切りに、カナダセミナー、次いでイングリッシュ・キャンプ(中学1~3年生、富士吉田市)、そして校内夏期研修第Ⅰ期・第Ⅱ期、さらには合宿講習(湘南国際村)へと続きます。8月にはポーランド(アウシュビッツ)リトアニア(杉原千畝研究)ヒストリーツアー、そして締めは全員を対象にした学内夏期講習となります。
 
 一つひとつのセミナー、キャンプ、講習から、それぞれが目指すべき「夏力」をしっかりと養い、夏期期間中の部活動と相まって、心身ともに大きく強く成長する契機となることが期待されます。
 
 学びの夏は生徒の皆さんだけではありません。先日の全校集会では、教員の学びについてもふれ、この夏休みは教員も意欲的に学ぶことの意味を話しました。例えば現在湘南学園全体として推進しているグローバル教育の現在と今後を考え構想する一貫として、「米国ワールドランキングトップ大学視察」に2名を派遣します。存在意義や教育目標、教育内容が大きく異なる米国のカレッジやユニバーシティーまた中高一貫のボーディングスクールなどを訪問し、学長やアドミッションオフィーサー、さらに案内の学生から直接話をうかがうなど、あるべき中等教育・高等教育の「教育の質」を考え、本学園の今後の構想へ生かすことにしています。また、国内各種教育研修への参加を保障し、問題意識を磨き、教育研究・実践力を高める環境を保障することにも力を入れています。
 
 生徒の学びと教員の学びが、この秋にどのようなコラボを見せてくれるのか、また刺激的な授業空間をどうのように現出してくれるのか、いまから楽しみです。教員はそれぞれの教科専門性をより深めると共に、学習主体である生徒の皆さんとの信頼関係を築くなかで、生徒の皆さんにあるべき歴史社会を構想し、人として生きていく意味を問いかけ、共に成長する関係性をつくることを目指します。