第498回 中学生の「放課後指名補習」が再開されています
中間試験の結果も受けて、湘南学園では各学年で、通常の授業のほかに「補習」や「講習」が活発に展開されています。
今日は、中学生を対象にして日常的に放課後に行われる「放課後・指名補習」を紹介しましょう。教科は、英語と数学です。年4回の定期試験の結果から、基本事項の定着が不充分と判断された生徒諸君が、保護者のご承諾を頂いて、週1回放課後に指名補習を受けるものです。
英語や数学は、現在の学習内容が土台となってその先の学習内容が展開される関係性が、とても強い教科です。いま習っている内容を理解し習熟しないと、この先の勉強がどんどんつらくなります。そこで成績が不振だった諸君に指名で残ってもらい、じっくりと集中的な補習を行い、自学自習のやり方についてもアドバイスに努めます。
一人ひとりが「どこでつまづいているのか」をつかみ、個別指導を充実させるために、補習担当の教員は2名で、「ティーム・ティーチング」を行っています。各授業を受けるのは20名前後のことが多く、マンツーマンの指導に努めています。学年によっては別途個別に指導を受けることもあります。
その日に部活のある諸君も、この補習の受講を優先してもらい、終了後に部活に合流してもらいます。プリントなどの課題がなかなか終わらずに、二人一人と午後6時前後まで残ってがんばる光景も見られます。つらい部分もありますが、教科担当の先生と密に関われ、コミュニケーションもとれる貴重な機会です。苦手にしている生徒諸君も、この機会を生かして基礎学力をしっかり高めていって欲しいと願っています。