第469回 中学3年この指とまれ!グリーンカーテンづくり
今日から6月です。校舎を廻るといま、日々の変化が少し楽しみなコーナーがあります。
さる5月17日の放課後、クラスエリア1階の中3各教室前に、約30名の生徒有志が集まりました。各クラスの前にプランターを設置し、ネットをかけて、ゴーヤの苗を植えました。理科の横山先生と学年主任の有薗先生の指導で作業が進められました。作業終了後はみんなでおやつを食べて解散しました。
これは名づけて『中3この指とまれ!』。『緑のカーテンを作って、暑い夏に備えようプロジェクト』という取り組みです。ワクワク楽しい企画ですね!本校ホームぺージの『写真で見る湘南学園中高の一年』のコーナーもご覧になってみて下さい。
中3では、「持続可能な社会について考えること」を学年の大切なテーマの1つにあげています。秋の研修旅行の目的にも加えられているそうです。
日常生活の中でも、「環境問題・エネルギー問題について考え、実行していく機会」を設けることになりました。
実は、昨年度に大震災を受けて、全学的な「節電」の具体化を図っていった時のことでした。この学年=当時の中2の男子諸君数名が、「教室の適温・湿度についての考察」を行い、自らの学校生活で実行し、学校にも自分たちの提案を説明に来る、という積極的で画期的な動きがありました。
その成果も生かして、学年の教員と生徒諸君の共同提案・行動の位置づけで今回の企画が生まれました。「グリーンカーテン」はご承知のように、見た目にも清々しく、植物が発する水蒸気が熱い外気を冷やし、さややかな風が室内温度を下げる効果をもたらします。いまや数多くの公的施設や個人住宅で広い行われている取り組みです。
初夏の陽射しを受けて、ゴーヤの苗はすくすくと育っています。収穫の頃には校舎を彩る緑が潤いを広げ、実のなる景色が注目されることでしょう。毎日の水やりを始め、様々なお世話をよろしくお願いします。