第1307回 学園祭の楽しみ方のいくつか
第66回湘南学園学園祭、盛況のうちに終了
前日祭では、クラス参加、部活参加、その他の展示のPRが動画で映し出され、生徒全員が学園祭企画の全容を掴むことから始まりました。どの企画も準備の追い込みを遅くまで頑張っていたのが印象的でした。
こうして迎えた学園祭初日は、残念ながら生憎の雨まじりの模様。しかし、オープニングのテープカットを皮切りに、各種企画はその成功に向けて素晴らしい立ち上がりを見せてくれました。翌2日目は生徒の願いが通じて、しり上がりに好天に。素晴らしい学園祭日和となりました。
こうしたなか、クラス企画、部活企画、各種展示・パフォーマンスなど、それぞれとっておきの企画にこだわり続けてくれました。テントを張り「いいのは味だけ!すみませんべい(手焼きせんべい)」「シャカ子とポテ男の2日間(フライドポテト)」「君と僕のお好み焼き~青春を焼け~(お好み焼き)」などネーミングと味にこだわった食品企画も力をいれた取組みです。ホールエリアに目を転じると、演劇部・合唱部・軽音楽部、そしてアリーナでは吹奏楽部とダンス部のパフォーマンスも盛況でした。
他方、湘南学園学園祭には多くの協力団体が積極的に係っていただいています。グランドでは、PTA(サポーターズクラブの皆さんも)、後援会の皆さんが、バザーや焼きそば・フランクフルト焼きや清涼飲料水販売にご協力をいただきました。カフェテリアでは、定評のメニューが人気です。
当日は、「阿蘇を元気に!阿蘇の逸品が詰まった 阿蘇復興支援セット」の購入受付や、走れ東北!移動図書館プロジェクト、熊本地震、被災地の学校図書館支援の一環として「チャリティ古本市」を開催していました。多くの参加者の皆様のご協力をいただきましたことに感謝いたします。
またカフェテリア奥の同窓会エリアでは、「Our History 遠足・修学旅行 今昔」と題し、とっておきの資料を駆使してビジュアルに展示、OB・OGの皆さんの思い出に花が咲いていました。私は、同窓会主催でOBの伊藤等先生による海図教室に参加しました。テーマは「海にも地図があるというお話」です。伊藤先生は地理学・地図学(海図)の専門家で、現在日本地図学会事務局長・東京農業大学非常勤講師で活躍をされています。今回の教室では、船舶の航行に利用される実用図としての航海用海図の読図を通して海に親しむというもの。小学生も多く参加しており、分かりやすく楽しいお話でした。こうした楽しみも湘南学園祭を楽しむ魅力の1つです。
後夜祭、そして翌日の後片付けとなりましたが、前期の大掃除を兼ねて、生徒の皆さんはそれぞれに学びの環境を整えていました。もうすぐ、後期の始まりです。