第460回 在校生キラリ活躍③~折り紙ヒコーキ!

2012年5月22日

 今日の「在校生キラリ活躍!」は中学1年生の五十畑陽太君です。その分野は「折り紙ヒコーキ」です。

 今年3月末に広島県福山市で行われた「全日本折り紙ヒコーキ大会」で、五十畑君は小学生の世界記録を更新しました。この競技はサトウキビが原料のA5版の紙で作ったオリジナルな機体で、紙ヒコーキの「滞空時間」を競います。大会には全国から約300名が参加し、幼児からシニアまでの個人戦5部門、3人一組の団体戦2部門があったそうです。五十畑君の創った紙ヒコーキは、約1000名の観衆の前で、何と「17秒25」という世界新記録を出したのです。その飛行のすごさが想像されます。

 選手達は翼の具合を何度も確認し、身体をくねらせて力いっぱい投げ上げます。紙ヒコーキの機体は屋内をフワフワ、クルクルと旋回しながら気持ちよさそうに飛ぶのです。自分も小さい頃によく紙ヒコーキを作りました。どうやったら遠くまで飛ぶか、長く空中を跳び続けるか、工夫をしていました。本格的な模型にはない「ただ折るだけの紙ヒコーキ」のシンプルで奥深い世界を少しは知る人間として、18秒近い滞空記録には驚くばかりです。先月4月2日の読売新聞に、五十畑君の快挙を報じる記事があり、検索可能です。
 五十畑君は、アウトドア系の世界に関心の広い、元気でたくましい少年です。いま一番の趣味は釣りのようです。折り紙ヒコーキも名人級の大人達と渡り合えるように更に研究していきたいと語っていました。いずれ実演を見せてもらい、その奥義を少しでも教えてほしいです。