本校では、「実用英語技能検定試験」の全校的な受験を推進してきました。さらに近年は、「朝講習」の時間帯を利用して、英検受験へ向けた対策講座が活発に開講されるようになりました。

　今年度は４月から、その対策講座がさらに旺盛に展開されています。まず「一次筆記」の対策講座が５月にかけて、「２級」「準２級」「３級」でそれぞれ６回ずつ設けられました。昨年度は４回ずつでしたので強化されています。筆記本番（６月９日・10日）を前に、毎朝のように８時から、中高ホールや演示室で、毎回３０～４０名台の生徒達が集まってしんけんに勉強していました。

　この対策講座は、海外セミナーの事前学習とも連動しています。夏休み中に「カナダセミナー」と「オーストラリアセミナー」に参加するメンバーは、現地で英語を使う日々が待ち受ける中で、この講座の受講が義務づけられています。特にこれからの二次面接対策講座は、英会話力をブラッシュアップする重要有効な手立てとなることでしょう。
　海外セミナーに行かなくても、この対策講座は希望制でやる気のある生徒が自主的に受講できる設定になっています。一次対策のタームでは、合計１００名近い諸君が参加していました。またちなみに二次対策は、３年前から組織的にスタートされましたが、二次対策を受講した生徒達の合格率は、毎回ほぼ１００％だそうです。

　中高６年間の時代に、実用英語の基礎力をしっかり身につけていくことは、グローバル化時代の中で、必須の課題になりつつあるともいえます。本校の新たな取り組みについて、折にふれて紹介していきたいと思います。