第421回 問われるのは“最後まで粘りぬく力”

2012年3月8日

 学年末試験の4日目、ずっと続いてきた試験勉強の疲れがピークを迎える諸君も少なくないことでしょう。

 ここで求められるのは“粘りぬく力”です。実際に息切れして「もう適当でいいや」となる人と、ここまで頑張ってきたんだと「最後まで徹底的にやり切ろう」となる人の差が出てきます。勉強もスポーツも行事も、そして将来とりくむ仕事でも、最後まで粘りぬいて最善を尽くすべき時はたくさんあります。どうか残された受験科目の点検に「パーフェクト」を期してほしいと思います。

 図書室へ時々顔を出してみます。先週も試験勉強に没頭する人やコピーを取る人達がいました。室内のいろんなコーナーにはお勧めのリード紹介があり、陳列には様々な工夫が施されていました。
 特に印象的だったのは、図書委員会の諸君が発行した通信『本のむし』がステキに着色され、そこで推薦のあった書籍が一面に並べられているコーナーでした。先日紹介した『手紙屋』も、推薦した先生の直筆紹介が添えられて貸出カウンターに特集で置かれていました。司書の先生の力添えで、生徒諸君と良書との出会いが広まっていくことが嬉しいです。