第397回 親睦・交流の輪を広げる多彩なPTA活動
湘南学園では、楽しいPTA活動がさかんです。お子様を通じてこの学園で共になられるご縁があった中で、生徒達はもちろん保護者の皆様方も、様々な機会に、親睦と交流の輪を広げて頂けたらといつも願っています。お子様達の卒業後にも、この学園で育まれた交友の輪や絆を末長く保たれて頂けたらとも願うものです。
今日は、最近のPTA活動からいくつかの取り組みをご紹介します。
まず前年度から始められた、画期的なイベント「湘南学園てらこや」です。先月28日(土)には、第10回『体験してみよう!やさしさを行動にうつすために』が学園小学校で開催されました。今回は、大震災を機に全国で広がっているボランティア活動に注目し、藤沢市在住で盲導犬と生活されている視覚障がい者の方と視覚障がい者へのボランティアをされている方にご協力いただきました。誘導法の体験実習も交えた、実践的な学びの場となりました。
また本校には、PTA読書サークル「くわの実」という長い歴史を持つサークルがあります。今年度最後の読書会では、直木賞作家・井上荒野さんの『キャベツ炒めに捧ぐ』が取り上げられます。そのご案内のプリントを読むと、この作品の概要と魅力が伝わってきます。この作品を読んでみたくなります。長く講師を務めてこられた中村登喜子先生の丁寧な解説を受けて、1冊の本を囲む皆さんの楽しい語らいがはずみそうです。2月22日(水)の午前10時から松が岡邸で行われます。
先月末には、PTA文庫のお知らせも発行されていました。『母の文庫通信NO.4』です。12~1月に入荷された、37冊の書籍と雑誌が紹介されています。いま旬の、話題の本も満載です。『体脂肪計タニタの社員食堂』、『「孤独の力」を抱きしめて(落合恵子著)』、『本へのとびら~岩波少年文庫を語る(宮崎駿著)』といった本が、私にはまず気になりました。
お子様のこと、ご家庭のこと、学校のこと、社会や時代のことなど。いろいろ共に体験されたり、自由にお話できる機会が大切だと思います。学園のお母様どうしが、時にはお父様も入られて、様々な行事や場所を通じて親睦と交流を広げて頂ければと願っています。