第385回 近づく合唱コンクール(2)
合唱コンクール当日まで、あと1週間となりました。
放課後や始業前の朝など、各クラスの練習は熱を帯びてきています。
ここまで各クラスでは、選曲で有力な曲の聞き比べから投票したり、指揮者の立候補が複数あってオーディションで決めた話なども聞いています。
中2以上の学年では、昨年度までの経験と反省を胸に今年のコンクールに向かっています。合唱委員がリードして担任の先生とも相談しながら練習計画を具体化します。「パート別練習」と「全体合わせ」を交互に進め、意見し合って進めていくのです。中学1年生は初体験です。小学校時代の経験も持ち寄って練習リズムを作って欲しいものです。
合唱コンクールも歴史を重ねる中で、本格的な合唱曲や難しいコーラス曲に果敢にチャレンジするクラスが増えています。「優勝できる曲探し」の視点が浸透しています。最上級の高2はコース別の学級編成で男女人数比でハンディを抱えるクラスもありますが、その条件を考慮し皆の力を合わせやすい選曲に努めています。
当日本番の直前に、各クラスは「鎌倉芸術館」のホール前「ホワイエ」にそれぞれ場所をとり、最後の練習を行います。学年ごとにライバルが分散してリハーサルを行うシーンは圧巻です。円陣を組んで団結をアピールするクラスもあります。心を揃えた熱い歌声がこちらにも押し寄せる中、ホワイエを一周してみます。心が躍り胸が高まるひとときです。
風邪やインフルエンザの報道が心配です。まずクラスの全員が揃って欲しいものです。全てのクラスが十二分に練習を重ねて、最高のコーラスを会場いっぱいに披露できるように祈っています。