第390回 合唱コンクールは明日が本番!
合唱コンクールの前日となりました。「合唱コン」当日は、年間の学校生活の中でも一番ワクワクする大切な日のひとつです。
生徒諸君がクラスの団結を競い、心をこめて一生懸命に歌い上げる光景は感動的です。“この仕事に就いて良かった”との思いまでこみあげる日です。
私自身も合唱は大好きです。小6の始めまで信州の松本にいましたが、歌のさかんな小学校で朝や帰りにクラスで歌を唄い、「NHKみんなのうた」が好きで毎月の新曲に親しんでいました。その後は長く合唱から離れましたが、教員となってから生徒のコーラスに接し、またこの世界に再会することができました。NHKの全国合唱コンクールにも魅せられ、その全国大会を毎年楽しみにしています。
学園中高の合唱コンクールも年々盛り上がり、今回は第22回目を迎えます。
コーラスの会場は、大船にある「鎌倉芸術館」に定着しています。大震災を経て会場使用のルールが厳しくなったのが残念ですが、練習の成果を発揮する舞台として本当に素晴らしいステージです。主催する生徒会の実行委員会も経験を重ねて、学園コンクールの伝統を創り上げてきています。
どのクラスも追いこみに懸命です。合唱委員やパートリーダーはもちろん、音楽の先生や担任の先生からは最後のアドバイスや呼びかけが熱く届けられています。こんな助言が寄せられているのです。
・ 指揮者にみんなが完全に集中し、気持ちと表情いっぱいに歌おう。
・ もう一度楽譜をよく見直し、強弱やテンポの指示を意識して歌おう。
・ まわりに頼らず「自分が担う」気持ちを持って、大きな声で歌おう。
・ 会場の一番後ろの人達に届ける気持ちで、歌の世界を熱く表現しよう。
最も寒い時期でもあり、風邪やインフルエンザの影響などが心配されますが、どのクラスも明日の一回きりの本番で、最高のコーラスを達成してくれるように祈っています。