第367回 屋上への学年別避難訓練を実施
東日本大震災の経験を受けて、本校では大津波の到来を想定した避難訓練を行っています。
夏休み前には、全校一斉に各エリアの3階以上に避難する訓練を行いました。
後期に入ってから、今度はクラスエリア屋上への学年別避難訓練を行ってきました。本日1校時には中3と高2の全生徒が合同で実施します。これで高3を除く5学年が訓練を行ったことになります。
屋上へ上がったのは、生徒達にとっては初めてのことです。通常は、近隣の皆様の生活に配慮して開放しておりません。しかし万一のことを考えれば、各校舎の3階以上だけでなく、屋上への避難が必要なケースも想定しなければならないと判断しています。先日、近隣6つの自治会の代表の方々との定例懇親会があり、そこでもご説明しております。
本校の屋上からの眺めは、実は絶景なのです。江の島がまずきれいに一望できます。遠くに見える湘南の海。天気が良ければ望める富士山。片瀬山や藤沢市街地などもきれいに見え、360度のパノラマは多くの方々に見て頂きたい景色です。
もしも襲来があっても3階以上や屋上へ直ちに避難することで安全が保たれます。専門家の助言を受けながら、防災体制の強化に全学をあげて取り組んでいます。大震災の時には大津波警報発令後も全く来なかった経過がありましたが、周辺住民の方々も多数本校へ避難に来られました。万一に備えた継続的な訓練がこれから必要と認識されています。来年度は予告なしの避難訓練も行い、生徒諸君の自覚と対応力を高めていければと考えています。