第369回 学園生の俳句が英訳されて和英辞典の冒頭に掲載される

2011年12月14日

 今日は、学園生のある快挙をお伝えします。現在高校2年生の冨田斉央君が、中3の時に「第11回子どもハイクコンテスト」に応募して見事大賞を受賞した俳句作品が、世界各国の受賞作品を収録する『地球歳時記・がっこうのうた』という本に掲載されました。

 更にその作品は厳選されて、今年秋に発行された『ニューホライズン和英辞典』にも転載されたのです。しかも辞書を開いて最初のページの「英語でHAIKU」のトップ作品として載せられています!日本・アメリカ・ロシア・イギリス・シンガポールの5か国の生徒作品が代表として見開き2ページを飾っている冒頭の作品なのです。

 Summer school camp    夏合宿
 Taking off socks      くつ下脱げば
 Black and white feet  黒と白

 このコンテストは、財団法人・日航財団が主催し、日本のハイクが海外に広く普及するきっかけとなった企画だそうです。「地球歳時記」の出版や世界の子供達を招いての「ハイクキャンプ」の実施など、独自の国際交流が展開されています。
 このきっかけは、中3の夏休みの時の国語の宿題でした。コンテスト応募がいくつか奨励され、冨田君はそのひとつとしてこの企画に応募
しました。
 この作品は、夏休み中の部活動体験を題材に、青春の1コマをきりりと鮮やかに表現ています。一読してその光景や気持ちが伝わり、とても印象に残るすてきな一句です。冨田君、本当におめでとうございます!
 これからも多数の学園生諸君がこんなトライの機会を大切に、自分ならではの表現を追求していって欲しいと思います。