８月末から日本に滞在して、本校に留学していたニコラス君は、昨日日本から出国しました。オーストラリアへ帰国後、ご家族とノックス校の皆さんに、日本での様々な体験を熱く語ってくれることでしょう。

　２９日(土)には、ニコラス君とのフェアウェルパーティーをホールで開きました。豪州セミナーの参加者、ＨＲ生活を共にした高２Ａ組の諸君、ホストファミリーでお世話になった保護者の方々、書道、ダンス、剣道など各部の友だちや、様々な交流の輪の広がりの中で、多数の人たちがパーティーに参加してくれました。
　生徒会・国際交流担当の小澤さんの司会で始まり、校長あいさつ、総務委員長の八田さんのあいさつ、そして部活関係や有志の楽しいアトラクションが次々と披露されました。ダンス、ヴァイオリン、ピアノ連弾、アカペラ、高２Ａからの歌もありました。
　ニコラス君から地理の授業で豪州の紹介レクチャーを受けた中１生徒からは、手作りの素敵な「日めくりカレンダー」が贈呈されました。中１の全クラスの生徒達が、ひとり一枚以上作ってくれ、この１１月初めから約半年間の日本のカレンダーとして綴じてくれた貴重なものです。
　ニコラス君からは、出国前の実話、日本滞在の様々な想い出と皆への感謝の気持ち、日々の生活を楽しむ事の大切さなど、心にしみるスピーチがありました。

　その夜は、辻ＰＴＡ会長のお宅におおぜいの皆さんが集まり、楽しい最後のバーベキューの集いが持たれました。保護者の方々がいろいろな御馳走を用意して下さり、参加者からも一品ずつの提供がありました。いろいろな学年にまたがった生徒諸君はマイクにも恵まれて、歌やパフォーマンスで大いに盛り上がりました。
　ひとつとても感激したのは、２か月近いニコラス君の滞在期間でお世話になった１４軒ものホストファミリーの皆様方が、ホームステイ中の食事の献立や生活の様子やメッセージをノートに記録されて、大切な資料として順送りして下さっていたことです。更にはそれをニコラス君のために英訳して下さったお母様がいて、ニコラス君に日本滞在中の資料と想い出として彼にプレゼントして下さったことです。彼はその後の江ノ電での移動で、さっそく興味深くまた感慨深くそのノートを読んでいました。
　翌日の羽田空港見送りにも、ＰＴＡ会長ご夫妻を始め生徒諸君や保護者の方々が付き添って下さいました。今回の国際交流で頂いた、本当に多数の皆様方のご協力、ご尽力に対して、改めて心から感謝を申し上げます。