第339回 中学3年の研修旅行は、明日出発!
中3の研修旅行が、いよいよ明日からスタートします。行き先は広島県と山口県です。4泊5日にわたって学年全体がともに体験し、移動する大旅行となります。
この研修旅行の目的は、まず「自分たちの地域の生活圏とは異なる地域で働き暮らす人びとに出会う。現地での交流や体験学習を通して、その地域の産業や文化を守り発展に努める人びとの生き方や考え方を学ぶ」ことにあります。そしてまたこの研修旅行を通して、「集団の中での一人としての役割や責任を自覚するとともに、学園集団としての結束を深める」ことも大事なね
らいです。
単に観光地へ行って想い出をつくるといった次元でなく、まず平和の尊さを学び、訪問先の地域で独自の体験や交流を重ね、地域社会や住民の方々の生活と仕事から直接に学ぶ事や、生徒たちの協力や自主性の発揮を大切にしている旅行です。
今年度の中3研修旅行における、おもな行動スケジュールを紹介します。
◎広島平和公園~被曝体験証言、広島資料館見学
◎宮島から広島市内へ~班別自主行動
◎周防大島などで民泊~体験プログラム、民泊先での家業体験
このうち島での体験学習は、「かき打ち体験」「石風呂体験」「カヌー体験」「武者幟染色体験」「地引網漁体験」「ジンダ味噌づくり」「かいもちづくり」「竹のぽんぷら飯づくり」など、多彩なプログラムが用意されています。生徒達は希望で分かれて、郷土文化に出会う初体験に挑戦するのです。
また民泊でお世話になるのは、全部で約50軒ものご家庭にわたります。遠くから来島した中学生のために本当に多大なご協力を寄せて下さいます。
家業である「畑仕事」「漁業」「調理体験」のお手伝いをさせて頂きます。島全体を挙げてのご尽力を頂いて、二泊にわたる体験学習と交流を重ねるのです。
この企画は、二年前の中3で初実施した島での民泊と体験学習の大きな成果から、昨年度は更に1泊から2泊へと増加してより深い感動と達成感を得たことから、今年度も基本路線を継承して計画が組まれたものです。
良い天気になるべく恵まれて、学年の全員が健康に安全に行動できて、素晴らしい研修旅行を実現できるように祈っています。