第353回 中学1年生の「国語朝テスト」を見る/ハンドボール部、県大会で第3位となる!
湘南学園中学・高校は、朝のHRを9時に設けています。その前の時間帯には、中学の各学年が8:50から「朝読書」や「朝テスト」を行います。また高校や中学の一部では、もっと早い時間帯から「朝講習」が活発に行われています。また「朝面談」で担任の先生とじっくり話をする生徒達もいます。
また部活動の一環で「朝練習」を設けるクラブもあります。私が出勤する頃に黙々とランニングをする部員諸君によく出会います。
今日紹介したいのは、中1で実施中の「国語朝テスト」です。現在は月曜日に数学、木曜日に国語の朝テストが毎週行われていますが、国語のミニテストはイラスト入りのユニークな内容で思わず目をとめました。
普通の「小テスト」では、英語なら単語や英文暗誦、数学なら計算や求積、国語なら漢字などがポピュラーでしょう。ところがこの国語小テストでは、たとえば「花子さんと太朗君」や「お医者さんとしょうへい君」の会話文が素材になっています。「どちらの説明がわかりやすいか/その理由を記してみましょう」「(会話の行き違いを見て)どのように答えたら、必要な情報が相手に伝わるでしょうか」といった問題なのです。数分間とはいえ、自分で考えて短文で説明する設問になっています。
作問者の先生のねらいは、生徒達の“論理力”や“考える力”を刺激することにありました。“論理力”は、国語に限らず生きていく上でこれから必要なことです。まず中学1年生に、身近な生活の場面で「相手の立場に立ち、どんな情報を伝えたらいいかを考える」小さな機会として、この小テストを活用していました。生徒達の的確な、鋭い答案を見て嬉しいことも多いそうです。
学年会のスタッフの先生方に相談、了解の上で、このすてきな試みが続けられています。これからの朝テストの内容にも注目していきます。
追加で嬉しいニュースをお届けします。ハンドボール部が、秋の高校新人戦において、湘南地区大会優勝を経て、県大会の決勝トーナメントを勝ち上がり、堂々の第3位に入賞しました!準決勝で法政二高(優勝校)に惜しくも敗れましたが、23日の3位決定戦で荏田高に僅差で勝利しての達成です。 激戦の神奈川県で団体チームがベスト3に入るのは並大抵のことではありません。これまでの猛練習や地道なトレーニングの成果が実を結んでの快挙です。本当におめでとうございます。4