校長通信・第1367回 「湘南から未来へそして世界に」
2018年2月23日
~新入生招集日の笑顔はその先の自分を見つめていた~
2018年度湘南学園中学入試を合格した受験生の皆さん、おめでとうございます。
先日、合格した受験生を対象にした「新入生召集日」がありました。「入った学校が第一希望校」という言葉がありますが、まさしく、「新入生召集日」に集まった合格者の皆さん、そして保護者に皆様には、ここ湘南学園中学校高等学校の中高6年一貫教育への想いを強くもたれていたように感じました。
私からは、次のようなメッセージを送らせていただきました。
湘南学園中学校に合格された皆さん、おめでとうございます。数ある私立中学校の中から本校を選んでいただき、教職員一同大変うれしく思います。
そして合格にいたるまで受験勉強を頑張ってきた皆さんの努力と、ご家族で絶えず見守り支えてこられた保護者の皆様に対しまして、心からのねぎらいの言葉を申し上げます。皆さんが、そして保護者の皆様が選択した湘南学園での新たなステージに夢を馳せ、そのなかに自分の姿を見出してください。
皆さんが入学するこの湘南学園中学校は、熱き教育への理想と情熱をもった教員と保護者の皆様が、厳しい時代を乗り越えてその理想を実現すべく、今年85年の歴史を刻む伝統校です。そのなかで最も大事にしているもの、それが「建学の精神」です。それは次のようなものです。
「個性豊かにして身体健全、気品高く、社会の進歩に貢献できる、明朗有為な実力のある人間の育成」
ぜひ皆さんには、この建学の精神への理解を深め、湘南学園が大好きになって欲しいのです。皆さんの入学を、先輩である素敵なお兄さん、優しいお姉さんである学園生が待っています。
さて皆さんには、「湘南学園ESD教育」、持続可能な未来の担い手が、10年後、20年後の世界と日本を想像し創造する、ステージが用意されています。その学びは学内に留まらず、「湘南から世界へそして未来に」と広がっています。
この3月をみても、グローバル・セミナーズの一環として、「イングランドセミナー」「台湾セミナー」などに参加する生徒の皆さんや、「ヤングアメリカンズ」公演にむけた取組みも進んでいます。この「ヤングアメリカンズ」とは、20数曲の歌と踊りをアメリカの若者とワークショップを通じて一緒に学び、最終日には彼等と共にステージを作り上げるのです。「ヤングアメリカンズ」を通じて、じぶんも知らない新しいジブンをきっと発見できることでしょう。
皆さんは、これから日々刻々と変化するこの日本と世界を、しっかり見つめる眼を養い、そこに見えてくる世界的な課題を足元から取り組み、その先のあるべき世界と自分を想像し、それに向かって自らの生き方を「仲間」と共に考え、議論し、協働して、追求していくことになります。
そのためには、学習中心の中学校生活を基本として、生徒会、部活など多様なステージでの体験や深い学びを通じて、求められる基礎学力を形成することが必要になります。
4月からスタートする新1年生の生活を滑り出しよく進めるために、学園から皆さんに出した課題にもしっかりと取り組んでください。
隣で暖かく寄り添っていただいている保護者の皆様のなかで、新入生の晴れ晴れとした表情の中に、4月からの湘南学園学園生活への決意が窺えました。頑張れ!新入生!