第325回 湘南学園中高のクラブ活動について(3)

2011年10月19日

 本校では、部活動指導の充実を図って、次のような制度や施設のサポートを重点的に行ってきました。

 まず「コーチ制度」が特筆されます。全ての運動部と一部の文化部では、それぞれ学外から専門のコーチをお招きし、クラブ顧問と連携して部員の指導にあたっています。
 特に運動部では、部員諸君の安全管理が何よりも大切です。部員達の怪我や疲労に注意して様々な練習を進めます。次に文化部も含めて、その分野の技術指導に努めてもらい、限られた練習時間を有効に生かせるようにしています。大会にも同行してもらい、指示や振り返り、激励に努めて頂くこともあります。
 コーチの方々は、現役の社会人や大学生、OBなど様々なお立場であり、その競技や技能の相当なスペシャリスト、公認指導員の方も時にはおられます。

 次に「部室の完備」が挙げられます。アリーナ棟の奥には3階にわたって全てのクラブの部室があります。運動部にとっては主に更衣室ですが、文化部にとってはメインの活動場所となります。ともに資料や用具が保管され、部員諸君にとって大切な場所になるのです。
 更に「トレーニングルーム」の存在があります。広大なアリーナに隣接し、運動部の筋トレなどで有効に利用されています。本校を訪問してくれる小学生や保護者からもよく歓声を頂いています。

 中高の教員は、全員でクラブの顧問を分担しています。日頃の練習で全面的に指導に入る顧問から、大会や合宿などを中心に関わる顧問までさまざまですが、部活動はクラスや学年とはまた別の重要な、生徒諸君との重要な接点になります。同じクラブで長く切磋琢磨した部員諸君と顧問・コーチ、時には保護者との絆は深く、卒業後も長く大切なつながりとなります。