第1376回 二人の卒業生

2018年5月11日

今回は、二人の卒業生をご紹介したいと思います。共に2015年3月に湘南学園高等学校を卒業し、それぞれの進路へと向かいました。現在、大学4年生。教職を目指して勉強中です。先日、湘南学園小学校での教育実習の打合せをするために本校を訪れた際に、このお二人からお話を聞くことが出来ました。

石田真依子さんは在学中バスケットボール部に、寺部藍さんはバレーボール部に所属し、それぞれ部の中心メンバーとして大活躍をしていました。勉強も部活も行事も一生懸命に取り組む姿は、とても生き生きとしていました。また仲間からとても信頼されていました。明るくチャレンジ精神が旺盛で、湘南学園生を代表するようなカッコイイ学生でした。

以下、お二人へのインタビューの内容です。

石田真衣子さん

石田真依子さん
1.まずは簡単なプロフィールをお聞かせ下さい。
現在、玉川大学教育学部教育学科の4年生です。教職(小学校教諭)を目指しています。この5月末から6月末までの期間、湘南学園小学校で教育実習をさせていただくことになっています。

2.湘南学園での学校生活で思い出に残っていることはどのようなことですか?
高校2年生の1月に行われた新人バスケットボール大会で、初めて県大会出場を果たしたことです。自分たちが最高学年として戦った初めての大会で県大会に行けたということに加えて、我が部では、女子で初めて県大会出場を果たしたということでもあったので、このことは私たちにとって大きな誇りとなっています。そして、目標を果たせたのは、顧問の先生の厳しい指導の下、チーム一丸となって日々頑張ったことだと思います。

6年間持ち上がりだった笠原先生と

3.部活で学んだ事はどのようなことですか?
バスケットボール部で過ごす日々の中では、協調性の大切さを学ぶことができました。時には自分の色(自分らしさや主張)を表現することも大切ですが、特にチームの中などでは、仲間を理解して共につながろうと努力することや協調・協働していくことがとても大切なことなのだと思います。

4.湘南学園の魅力とはどのようなものでしょうか?
例えば、中学から高校へと様々な学びを進めていく過程で、学習をはじめとする教育の内容が6年間で一貫していることが魅力だったなと思います。また、体育祭などのような縦割りでの活動の際に、普段は接することがない他学年の生徒との交流が深まったリするところがよかったなと思います。
一番いいと思ったのは、学年会(担任)の先生方が持ち上がってくれたことです。何年間も先生方とずっと一緒だったからこそ話せることもありましたし、私たちにとって「親しい先生!」という気持ちで接することが出来たことがよかったです。

5.湘南学園の生徒をどのように思いますか?
まず、素直で純粋ですね。私は、大学に入学してから様々な人との出会いがありましたが、現在、あらためて湘南学園を振り返ってみるとみんな素直で純粋だったなと思います。

6.これからの目標は何ですか?
まず教職に就くことです。指導力があって、かつ、いろいろなことを子どもたちと一緒に考えられるような先生になりたいです。

 

寺部藍さん

寺部藍さん
1.同様にプロフィールからお願いします。
共立女子大学家政学部児童学科4年生です。石田さんと同様に小学校教諭を目指しています。6月からになりますが、私も湘南学園小学校での教育実習でお世話になります。

2.思い出に残っていることは?
もっとも大きな思い出の一つは部活でのことです。当時私たちの学年が率いるバレーボール部は県大会に出場することが出来なかったのですが、私学関東大会への出場を果たすことが出来たことはとても嬉しい思い出として心に残っています。バスケットボール部は県大会に出場できたのに、私たちバレー部が出場を果たせなかったことは、今でも悔しい思い出として残っていて、未だに卒業生の間での話題になっているくらいです。

3.部活を通じて学んだ事は?
部活を通じてさまざまなことを学びました。学年によってそれぞれの持ち味やカラーがある中で、自分たちらしく頑張ることの大切さを学ぶことが出来たことは良かったと思っています。振り返ってみると、自分たちの個性や良さがしっかりと発揮できている時は試合などで勝つことができましたし、発揮できない時は勝てませんでした。だから、自分らしさって大切なことなのだと思いました(「・・・うーむ、キャプテンらしいコメントだぁ(石田さん)・・・・」)。そして・・・・・もう一つの大きな思い出と言えば・・・・・、
・・・・・・卒業式のとき、卒業生を代表して答辞を読んだことですね。

4.湘南学園の魅力とは何でしょう?
そうですね・・・ひとつには一貫校だからこそ、深いつながりを持った友だちができたことだと思います。私に関して言えば、まず大切な友だちと出会うことができたということ。それから、部活だけでなく、先輩と後輩の仲が良かったのもこの学校のいいところだなと思いました。また、行事などを通じて先輩の様子を見ることで、学校生活の楽しみ方とかやるべきことなどを学ぶことができたこともよかったなと思います。
湘南学園はアットホームな雰囲気でした。
思えば・・・・・いろいろな先生方に相談に乗ってもらいましたね。自分がそういう環境の中で生活できたということは本当に幸福だったと思います。私は、いい先生方に恵まれました。出会った先生方は、私にとってみんないい先生でした。

5.湘南学園の生徒をどのように思いますか?
まずみんな落ち着いていると思いますね。しかし、だからといって静かというわけではないのです。みんな明るいですね。

6.目標は何ですか?
中学校と高校の6年間で学んだ一番のことが、「自分らしくやる!」ということでした。そしてそれは私にとって大切なことであったと同時に、私から次の世代の子どもたちにも伝えていくべきことなのではないかと思うのです。教職に就いたら自分らしさを大切にするような子どもを育てたいと思っています。