第300回 今日から前期期末試験が始まりました

2011年9月12日

 今年の9月は、昨年ほどの残暑の厳しさはないようです。
 「昼間は夏、朝晩は秋」という日々が続いています。♪ちいさい秋みつけた♪という名曲をいつも想いおこします。この時期に秋の訪れはいちばん感じるのは、夜になって涼やかに届けられる虫の音ではないでしょうか。
 なつかしい虫の音。でも虫の名前はほとんどわかりません。生徒諸君にも、試験勉強のかたわら耳を傾けてくれたらなと思います。

 前期期末試験が、いよいよ本日からスタートしました。今週の金曜日まで、中学も高校も5日間連続で諸科目の試験が行われます。中学1年の例をとると、毎日2つずつで10科目あります。50分の試験が8つ、30分の試験が2つでした。高校では80分の科目もいくつかあります。

 定期試験の期間中は、毎日「出席番号順」に着席し、学校で定めたルールに沿って整然と受験します。毎時間、試験監督の先生が代わるので、特に中学生の間では「誰が監督に来るのかな」と一定の話題になるようです。
 直前までノートやプリントのチェックに余念なく、終わりのチャイムがなると解放感や後悔の表情がいっぱいです。
 試験の終了後は、各学年の生徒諸君がそれぞれ一斉に大勢で下校するため、中高の専任教員のほぼ全員で下校指導を行います。学校前から最寄り駅の周辺までいくつものポイントに分かれて、下校する生徒達に声をかけます。一般の皆様方に迷惑が少なくなるように努めています。中にはしばらく学校に残って勉強していく諸君もいますが、あまり遅くならないように声をかけています。

 今回の期末試験は、中間試験の時の反省を踏まえて、十分な総復習を重ねて受験することが望まれます。「定期試験の範囲に沿って、どの科目もなるべくパーフェクトに総復習・総チェックをやりきる」という努力は、この先の学習内容を身につける土台となり、将来の大学受験へ向けての拠点ともなります。
 「このテストはまずかったな!」と悔やむ科目があるかもしれません。気持ちの切り替えが大切です。今はその先の残る科目だけを見据え、「秋の夜長」に腰をおちつけて、粘り強く勉強を続けてほしいものです。