第280回 本校の総合学習=特活:中学2年生の取り組み

2011年7月1日

 本日は、中学の3学年が揃って校外での体験学習へ出かけます。今回はそのうち、中学2年の特活についてその概要をご紹介します。

 毎年中学2年では、「生活圏におけるさまざまな産業や地域文化、取り組みを知り、そこで働き暮らす人びとの生き方やつながり、協力について学ぶ」という主題のもとに学んでいます。
 今年の中2テーマは『わたしたちが伝えたい“湘南の芽”~地域を支える人びとから学ぶ~』とされています。
 湘南地域の人びとと、様々な入口から出会い交流する中で、その人びとがとらえる「湘南地域」とはどういう所かを知り、新しい発見を重ねながら湘南地域を見直し、親しみを深めて欲しいと思います。そしてこの地域の人びとがどんな活動を展開され、どんな形でその成果を未来に伝えようとしているかを知り、学年全体で情報や意見を共有したいとされています。

 すでに4月から特活委員会が開かれ、担任によってクラス毎のテーマ選定や講演会の依頼先探しと申し入れ、校外学習の訪問先の決定などが行われ、委員の生徒達との協議やクラスでの話し合いを通じて具体化してきました。
 28日(火)にはクラス別の講演会が行われ、各教室でみんな熱心に講演や資料の映像に集中していました。

 本日各クラスが出会い、学ばせていただくのは、次のような方々です。
A組 「不耕起栽培」にとりくむ“大蔵の田んぼを育む会”の方々
B組 湘南に暮らす、外国人の方々
C組 鎌倉の「山崎・谷戸の会」で自然の豊かさを守ろうととりくむ方々
D組 湘南の海を楽しみながら、“ゴミ”にもとりくむ方々
E組 湘南海岸の自然環境(海岸植物など)の復元にとりくむ方々

 ご覧のように、フィールドワーク(校外での体験学習)先はクラス毎に多彩です。各担任の先生が詳しいジャンルや、それぞれに思い入れあるテーマ設定がうかがえました。
 地域の文化を守り育み、豊かな環境や植生を復元しようととりくむ人びと、湘南を愛しそこに集うさまざまな方々との、ワクワクするような出会いと体験が待っていることでしょう。生徒諸君には、それぞれの訪問先でしっかり見つめて聞いて、話し合い、気づき、感じとって欲しいと思います。