第285回 昨年度から始まった「オーストラリアセミナー」の魅力
湘南学園中高では、国際教育の一環として、昨年度から「オーストラリアセミナー」を開始しました。すでに、「カナダセミナー」と「韓国セミナー」を実施してきているので、3つめの海外研修プログラムにあたります。
オーストラリアでシドニーと並ぶ大都会の「メルボルン」。共に夏季五輪の開催地であり、スポーツの諸競技では伝統的なライバル関係にあります。そのメルボルンの郊外にある、名門私学の「ノックス校」と湘南学園が友好協定を締結し、相互訪問による深い交流が昨年度からスタートしました。
今年度もカナダセミナーと同日の7月17日に出国し、一日あとの7月31日に帰国します。参加対象は高2生と高1生で、ノックス校でみっちりと語学研修を行います。現地のバディー達と一緒にそれぞれの通常授業を受講するのです。こちらは「カナダセミナー」より基準が厳しめで、希望者には一定水準以上の英語力が求められ、選抜課題にパスした人が参加します。
またホームステイも「ツイン」ではなく「シングル」のみ、ひとりずつとなります。滞在先のご家族と否応でも英語でコミュニケーションをとらねばなりません。最初は苦労続きですが、数日も経てばヒアリングやスピーキングで手応えある上達が実感できるようになるでしょう。
今回は、ノックス小学校訪問の時間を大幅に増やして交流を深めたり、世界各国から留学生の集まる高2クラスの「ビジネスマネジメント」の授業に参加してその課題に共に取り組む時間もあるそうです。メルボルンの市内巡りの日もあり、フェリーペンギン達の上陸光景も見られる「フィリップ島」遠足は今回一泊となって、キャンプファイヤーや豪州伝統料理の調理も行うそうです。
昨年「カナダセミナー」に参加し、最高に充実して大満足したから、今年は「豪州セミナー」に挑戦して英語の更なるスキルアップを目指したい、という諸君も少なくないのは嬉しいことです。
今年度は、東日本大震災と福島原発大事故の影響が大きく、楽しみにしていた豪州からの「ノックス・ジャパン・ツアー」は中止になりました。来年度の再会を心待ちにするばかりです。
しかし湘南学園とノックス校の間に結ばれた留学制度を利用して、ノックス校のある男子高校生が、8月末から10月末まで日本に留学滞在し、学園で共に生活することが決まっています。ワクワク・ドキドキの2か月になりそうで、とっても楽しみにしています。また後ほどその詳細をお伝えしましょう。