第1407回 「チョコプロ」
2019年2月9日(土)、13:00より中高ホールにて、ガーナの児童労働をテーマにしたドキュメンタリー映画の上映会が行われました。主催は、中学1年生の「チョコプロジェクト」のみなさんです。そもそものきっかけは、中学1年生の社会科の授業(担当は「バッチリ先生」こと清水直哉先生です)で児童労働について学んだことなのだそうです。結成されたチョコプロのメンバー(30人近く集まったのだそうです)たちは、「児童労働をさせられている子どもたちを助けたい!」との思いを持ち、活動をスタートさせました。まず、実際にどのようなことができるのかを、NGO団体のイベントに参加して学びました。その後、児童労働が行われている家庭へ物資を送るための支援物資回収の活動を行ったのです(段ボール7個分が集まったのです!)。10月に行われた学園祭では、児童労働についてメッセージを訴えるポスターを掲示して広報活動を行いました。その後、学年で「The Price of Free」という児童労働をテーマにした映画を上映し、クラスでも話し合いの場を設けて理解を深めました・・・・などなど、さまざまな活動を展開したのです。
私が、「この活動、いいな…」と思ったのは、取り組む中1チョコプロメンバー諸君の雰囲気や表情でした。プロジェクトが近い日の朝、登校時の校門で映画上映会のビラ配りをする彼らの顔、映画上映会で来場者を迎えるメンバーの動き、・・・・自分で動いているんだな・・・・という空気感。良かったですね。
「何かの機会を通じて、あることを知った・・・・」
「そのことについて自分で考えた・・・・友人と話し合った・・・・」
「他の人にもそれを伝えたい」・・・というプロセスが素晴らしい。私は、自分たちで動き出そうとした姿に力強さを感じました。(そしてその一方で、そういう彼らの気持ちに寄り添う先生・・・)
今日のテーマは、児童労働に関することでした。
次、彼らはどのようなことに着目するのだろう・・・・どのようなことに意識を向けていくのだろう・・・・そして将来・・・・きっと彼らが、これからの社会を見つめていってくれるのだろうな・・・・、と思いながら映画を観ていました。
プロジェクトの君たちへ、
上映会、良かったよ! 君たちの思いが伝わってきたな・・・ これからも頑張ってね!