第1408回 新入生へのメッセージ

2019年2月22日

2019年2月16日(土)、湘南学園中学校の新入生招集日。入学試験を突破し、春から新中学1年生となる皆さんと保護者の皆様にお集まりいただきました。思えば、2週間前・・・・ちょうど入学試験の最中でした。入試当日はとても寒く、受験生にとって厳しい朝だったことが思い出されます。

この招集日で、湘南学園に入学する生徒の皆さんに、私はどうしても伝えておきたいことがありました。
それは、「自分の人生を豊かにするのは自分自身なのだということ」でした。
良い友だちと出会うことができるかな?・・・・と不安になるのではなく、「自分が良い友だちになろう」と思うこと。
湘南学園の学校行事は自分が期待した通りのものなのかな?……と思うのではなく、「自分が行事を楽しいものにしてみよう」と意思を持つこと。
楽しい学生生活になるのかな?・・・・・と心配するのではなく、「自分の学生生活は自分で楽しいものにしよう」と意欲を持つこと。
自分の人生は素敵な人生になるのかな?・・・・・と心配するのではなく、「夢や希望は自分で見つけよう」と前を向くこと。
・・・・ということでした。

入学するみなさんの気持ちもさまざまなのでしょうね。
ずっと前から湘南学園に入学したかった・・・・という人もいるでしょう。
実は、湘南学園は第一志望ではなかった・・・・という人もいるでしょう。

これまでの経過は人によって異なります。それでいいのだと思います。人生が人それぞれであるのと同じなのです。大切なことは、「これまで」を振り返り「これから」を見つめる気持ち
4月からは、未来を見つめ、共に歩んでいきましょう!

以下は、新入生招集日のご挨拶です。

新入生のみなさん、保護者の皆さま、
本日はお集まりくださり、ありがとうございました。
また、この度の入学試験を迎えるまで、さまざまなご努力があったことと思います。
受験生だったみなさん、受験生を見守り、支え、寄り添ってこられたご家族の皆さま、本当にお疲れ様でした。さて、いよいよ4月から中学校生活が始まりますね。
湘南学園中学校と高等学校の6年間には、様々な取り組みが、みなさんを待っています。まず、学習です。
これから本格的な学問の世界と出会います。学問とは楽しいものです。だって知らなかったことが分かるようになるのですから…、どのようにしたらいいだろう?・・・と悩むような問題が解決するための「何か」を得るのですから・・・・。学ぶということは楽しいものなのです。学ぶことそのものを楽しんでほしいのです。そして、学ぶことで大いに成長して欲しいのです。

次に、さまざまな学校内のイベントに挑戦して欲しいと思います。
行事や海外セミナー、そして部活動ですね。また、全員で体験するプログラムがある一方で、自分の意思で決める場面も多くなっていくと思います。自分で考えて自分で選択していくのです。思い切ってチャレンジしてみることの素晴らしさを学生時代に実感して欲しいと願っています。

ところで・・・・・、
湘南学園は良い学校なのでしょうか?
楽しい学校なのでしょうか?
本校の生徒諸君の全員が湘南学園での学校生活に充実感を得ているのでしょうか?
そもそも、湘南学園に通う生徒諸君は、みな本校が第一志望だったのでしょうか?
人はみな、それぞれなのだと思います。

本校には、学校生活を心から楽しんでいる生徒諸君がたくさんいます。そういう生徒諸君の様子を見ていると、ある共通点に気付きます。
それは何かというと・・・・
彼らには、夢や目標があるのです。そしてそれに向かって夢中になっているのです。とても輝いています。みなさんにも、「自分をどのように輝かせるか」を自分で考えてほしいのです。夢や目標を見つけてください。すでに見つかっている人は、動き出してください。
湘南学園には、さまざまなチャレンジの場があります。これは他校にはないものです。本校の誇りの一つです。ぜひ挑戦してください。
6年後、みなさんは18歳。高校3年生になり、次の世界へと巣立ちます。これからの6年間を通じて、様々なことと出会って、タフで明るい青年になってほしいと願っています。
4月から、一緒に歩んでいきましょう!   宜しくお願い致します。