第1419回 高3諸君へ
息子 「イチローっていつも何やってるのかなぁ・・・」
父 「ご飯食べて、練習してるんじゃないかな・・・」
息子 「なんか、普通じゃない?」
父 「普通だな・・・、普通のことをちゃんとやっているんじゃないかな・・・」
・・・・というCM。記憶にある人も結構いるのではないだろうか?
よくある親子の対話。
シンプルだがメッセージがある・・・・そして、励まされるような・・・・。
「合格」を目指す高3受験生の君たちには、今、きっと不安があるのだろう。
「いろいろ考えてしまって集中できない・・・」
「やらなければ・・・と気持ちだけが焦る・・・」
「友人の方がリードしている気がする・・・」
「自分だけがダメなのかも・・・」
「もしダメだったら・・・・」
・・・・言葉では表現できないような苦しみの中で喘ぐ。不安、恐怖と戦う。
自分を励まし、支えてくれるものは何なのだろう?
自分に勇気を与え、前に押し出してくれるものはあるのだろうか?
あるとしたら、たぶん・・・、
「今日、自分はやるべきことをやった・・・・」
という日々の生活の中の実感なのかもしれない。
「日常の平凡なことをちゃんとやる」
「自分の原則を大切にする」・・・といった地味なもの。派手なものではなく・・・。
高3の6月は、本当の意味で自分の人生と向き合う時間になるかもしれない。
「自分は、何を求めて生きて行くのか・・・」
「自分が本当に望んでいることとは、いったい何なのか・・・」
「努力は、本当に実るのか・・・」
考えるほど、不安が増すかもしれない。
しかし・・・・、考えるから、人生に意味が加わる。
心配はある。恐怖もある。
ただ‥‥、乗り越える道は必ずある。
「普通のことをちゃんとやる」を大切にし、実行した事実と自分自身を肯定することだ。
それを積み重ねていけばいいのだ。
努力は自分を裏切らない。それが人生の法則というものだ。
凡事を徹底することだ。