第1419回 高3諸君へ

2019年6月7日

息子 「イチローっていつも何やってるのかなぁ・・・」

父  「ご飯食べて、練習してるんじゃないかな・・・」

息子 「なんか、普通じゃない?」

父  「普通だな・・・、普通のことをちゃんとやっているんじゃないかな・・・」

・・・・というCM。記憶にある人も結構いるのではないだろうか?

よくある親子の対話。

シンプルだがメッセージがある・・・・そして、励まされるような・・・・。

 

「合格」を目指す高3受験生の君たちには、今、きっと不安があるのだろう。

 

「いろいろ考えてしまって集中できない・・・」

「やらなければ・・・と気持ちだけが焦る・・・」

「友人の方がリードしている気がする・・・」

「自分だけがダメなのかも・・・」

「もしダメだったら・・・・」

 

・・・・言葉では表現できないような苦しみの中で喘ぐ。不安、恐怖と戦う。

 

自分を励まし、支えてくれるものは何なのだろう?

自分に勇気を与え、前に押し出してくれるものはあるのだろうか?

 

あるとしたら、たぶん・・・、

「今日、自分はやるべきことをやった・・・・」

 

という日々の生活の中の実感なのかもしれない。

「日常の平凡なことをちゃんとやる」

「自分の原則を大切にする」・・・といった地味なもの。派手なものではなく・・・。

 

高3の6月は、本当の意味で自分の人生と向き合う時間になるかもしれない。

「自分は、何を求めて生きて行くのか・・・」

「自分が本当に望んでいることとは、いったい何なのか・・・」

「努力は、本当に実るのか・・・」

 

考えるほど、不安が増すかもしれない。

しかし・・・・、考えるから、人生に意味が加わる

 

心配はある。恐怖もある。

ただ‥‥、乗り越える道は必ずある。

 

「普通のことをちゃんとやる」を大切にし、実行した事実と自分自身を肯定することだ。

それを積み重ねていけばいいのだ。

 

努力は自分を裏切らない。それが人生の法則というものだ。

 

凡事を徹底することだ。