第249回 クラブ活動を強化する~本校のコーチ・トレーナー制度

2011年5月26日

 湘南学園では、多くの運動部と文化部があります。現在26のクラブが活動しています。グラウンドやアリーナとその周辺、各種の教室や専用の部室など、校内のあちこちに分散し、それぞれ夢や目標をもって、日々の部活動を続けています。
 本校が他校に先駆けていち早く導入し、充実をはかってきた制度に、部活をサポートする「コーチ制度」があります。毎週、毎月に各部で決められた練習日のどこかで、顧問の先生の指示により、部活をサポートする専門家をコーチとしてお迎えし、定期的に指導して頂く制度です。

 その一番のねらいは、特に運動部で大切となる「部員諸君の安全の確保のため」です。次には「練習内容のさらなる充実のため」が基本的な目的です。
 顧問の先生方は、放課後に補習や面談、行事や特活の準備、委員会の指導などで多くの業務を持っています。時期によってはクラブの指導になかなか行けない日も出てきます。そんな時に顧問を補佐するコーチとして、顧問との打ち合わせの上で、指導、注意、助言に努めて頂く役割が大きくなります。もちろんふだんは顧問の先生と揃ってチームを組み、充実した練習を進めます。

 コーチには、他のスクールなどで現役で教えておられる方、これまでも指導経験の豊かな方、また学園中高時代にそのクラブで活躍し、大学生でも継続しているOBの人達など多くの方々のお力を借ります。学校としてきちんと契約をしてお招きしています。
 運動部からコーチ制度が実績を積む中で、文化部にも「トレーナー制度」が広がり、定着してきました。技術的な指導が必須の文化部では、エキスパートの方々に来て指導して頂いています。
 今年度は、全てのクラブを合わせて、現在27名のコーチの方々にお世話になっています。

 部員の生徒諸君は、顧問の先生のみならずコーチの先生方からもいろいろ教えて頂きます。技術的なことはもちろん、その分野を深めた人生の先輩から、様々なことを学びとってほしいと願っています。