第1458回 思いと願いがあふれでた体育祭

2020年10月22日

10月21日午後、さわやかな秋空のもとで、2020年度の体育祭が行われました。

コロナ禍のあおりを受け、2度の日程変更を経た上で、最終的には高1・高2生のみで行われた異例づくしの体育祭。本来これが初の生徒会行事となるはずだった中学1年生をはじめ、参加することがかなわなかった中学生の皆さんには心よりおわびする次第です。

しかし、無事に行事を終えた今、率直に「実施できて本当によかった!」という気持ちでいっぱいです。

もともと可能な限りの感染症対策をしていこうというスタンスで準備をしてくれていた実行委員や総務委員の皆さんは、予行練習の機会もないのに、当日の運営をとどこおりなく見事にやり切ってくれましたね。声を出さない応援や競技中のディスタンスの確保など、参加する生徒の皆さんも実行委員会の決めたルールを実践している様子が随所に見られ、とっても良かったと思います。
また、ごく限られた準備期間しかない中で工夫をこらしたアトラクションを創り上げてくれた各色のリーダーおよび高2の各クラスの皆さんは、当日も高1生をうまくリードしながら、最高のパフォーマンスを見せてくれました。オリジナリティあふれるミニパネルもすばらしかったです!

 君たちとは2度にわたる協議会を通して直接お話をさせてもらいましたが、学校側の諸事情を冷静にきちんと受けとめた上で、今できる最善の策をまとめ直し、それらを着実に実行してくれました。たとえ限られた条件の中でも学園最後の体育祭を成功させたいという思いと、先輩たちから受け継いできた大事なバトンを次の後輩たちにしっかりと手渡したいという願いは、当日の君たちのことばに、表情に、行動に、あふれだしているかのようでした。

 今回の行事を通して、その時、その時の状況に合わせた「しなやかさ」と、困難を前向きに乗り越えていこうとする「強さ」とが、多くの皆さんにそなわったことを感じます。その「しなやかな強さ」こそ、20年後、30年後の君たちを支え続ける大切な力となってくれるはず。
さすがは湘南学園生、あっぱれな姿を見せてもらいました!