2020年の授業も、12月18日(金)をもってすべて終了しました。振り返ってみれば、今年ほど社会的な情勢によって各教科の授業が振り回された年もなかったと思います。

4月の緊急事態宣言発令以降、まずおこなったのが、インターネットを介したテレスタディの体制にスムーズに移行できるよう、中学生も含めた全生徒にGoogleアカウントを配布することでした。教科書その他の必要な教材類は各ご家庭に郵送。その後、Classroomを通じた実際のテレスタディが始まったのです。

今までと全く違う学習の進め方にとまどった皆さんも数多くいたことでしょう。それは我々教員の側もまったく同じでした。でも、そんなやりづらさの中にありながらも、日々の学習に一所懸命取り組み、少しずつでも着実な積み重ねを続けていってくれた皆さんの頑張りに、こちらの方が励まされたこともしばしばあったのです。教科の枠を超えて、希望者のみを対象に設定した「特別講座」にたくさんの皆さんが参加してくれたことで、学びの広がりとその可能性を実感させてもらうこともできたと思います。

　その後、段階的な学校再開期間を経て、7月中旬からようやく通常どおりの学校生活に戻ってからは、いつも以上に長い授業期間が続きましたね。夏休みが2週間に短縮された上に、秋休み期間も授業を行わざるを得なかったわけですから、そう感じてしまうのも無理はありません。でも、それもようやくひと区切り。来週からの学園祭期間を経て、冬休み期間に入れば、ひとまずホッとできるはずです。

来る年・2021年は、もう今年のようなことが起こらないようにと願うばかりです。