前日の天候不良による順延を経て、今年度の体育祭が本日開催されました。

昨年度はコロナ禍により本来の実施時期を大幅にずらすしかなかったため、体育祭は10月期に高1・高2の2学年で実施することを余儀なくされましたが、今年度は予定通り5月期に5学年で実施することがかないました。これもひとえに、「先輩たちから受け継いだ大事なバトンを、次の後輩たちに確実に渡していかなければならない」という強い思いを持って、2学年実施という前代未聞の形態に挑んでくれた現高3生の皆さんの苦労や努力があったからと、今改めて心から感謝したいと思います。

企画・運営にあたって、実行委員会や高2のリーダー会議では、とにかく密を避けるとともに、感染リスクを出来る限り低減させるのだという思いが貫かれていました。競技中はグラウンドにいる生徒を一定以下の人数におさえるため、アトラクションの途中でも頻繁に入れ替えをおこなったり、自分たちの競技の時間以外はICTを駆使した同時中継を見ながら教室で応援したり‥‥。さらには、移動の際の手指消毒のために委員を配置したり、声ではなく拍手による応援を常に呼びかけたり‥‥。4月の発足からわずか1ヶ月程度という限られた期間の中で、入念に計画を立て、慎重に準備を進めてきた高2生たちの呼びかけに、後輩の皆さんもしっかりと応えてくれていたと思います。

心配されていた降雨もなく、ほぼ予定通りにプログラムを終えられたことはもちろんですが、何と言ってもうれしかったのは皆さんのはじける笑顔と躍動する動きを間近で見られたこと。様々な困難にひるむことなく、勇気をもって前に進もうとする「Brave Heart」が発揮された素晴らしい一日を共有することができました!!