第569回 高2の大学訪問~卒業生の圧倒的なサポートを受けて
今日、高校2年生は、いっせいに首都圏各地へ大学訪問に出かけます。
東京・神奈川を中心に45の四年生大学などへ、71の学部・系統に分かれて、多数のキャンパスに訪問します。各訪問先には一番多いところで7名、少ないところは1名になっています。
特筆されるのは、大部分のキャンパスに学園の卒業生が待っていてくれることです。今回だけで55名もの先輩達が、時間をとって協力してくれることになりました。
この春に卒業して現役で進学した先輩達が断然多いのも特徴です。中には5年前に大学生となり、教育実習でも来園した、頼りになる大先輩もいます。
卒業生がいない場合も大学側の協力を得られる所が多いです。また同じ大学でも学部別の訪問となるケースが多くなっています。たとえば早稲田大学は、5つの学部に分かれ、案内してくれる先輩達も別々という豪華な設定です。
このキャンパスツアーは、近年定着してきた重要な本校のイベントです。
今回待ち受けてくれる先輩達の多くは、実は2年前に同じ立場でその上の先輩達のガイドを受けて、大学受験へのモチベーションを高めることができました。「自分達がお世話になって役に立ったから、今度は自分が後輩達のために貢献しよう」という気持ちがみんなに共通していることが、とても嬉しいです。現在の本校が大切にしている貴重なつながりです。「サポーターズバンク」におおぜいの卒業生が登録してくれ、いろいろな場面で協力してくれるようになりました。
「こだわりの第一志望」を固める上で、あこがれのキャンパスに出かけ、大学生活の魅力について先輩の直接のガイドも受けて理解を深めることは、重要なことです。周囲の街の魅力にも開眼して、この街で暮らしていくんだとの夢も広がることでしょう。これから本格化する受験勉強のポイントについても、誰よりも説得力のある助言やヒントを先輩から得られる可能性もあります。
この日の訪問が、これから待つ受験勉強の生活を力強く支える体験のひとつとなることを期待しています。