第585回 定期試験~アフターの努力こそが大切!

2012年12月12日


 今週は、先週行われた後期中間試験の答案返却が、連日進んでいます。

 定期試験は、その準備にどれだけ時間をかけて入念な準備、総復習ができたかが、もちろんまず問われます。同様に重要なのはテスト受験後、答案返却後の各自の対応です。「ビフォー」はもちろん「アフター」こそが今後につながるポイントになります。

 試験結果の得点に一喜一憂するのは、まずはしかたありません。満足と後悔が交錯することでしょう。でも「受けっぱなし」ではダメであり、「もう見るのもイヤだ」とどこかに突っ込んでは、「宝の持ち腐れ」になってしまいます。
 定期試験の内容は、その先の学習に向けて有力な拠点ともなる大事なものです。各科目の相当な範囲の学習内容について、要点を濃縮してまとめた貴重なものがテストです。
 単純な「答え合わせ」にとどまらず、正答確認をしながら、試験範囲をていねいに学習し直すことです。各科目担当の先生の指示と助言を忠実に受けて進めてほしいものです。ノート・教科書・プリントや参考書を脇において、関連内容もきちっと点検することです。その先の新しい学習にとって、そうした作業を地道に行うことが有効な助走になります。

 定期試験や全国模試などに対して、結果を受けた復習や分析をきちんと自主的にできるようになると、成績のたしかな伸長につながります。きたる大学受験へ向けて展望が広がっていきます。
 テストや授業関連のプリントを分類・整理し、ファイルで保存して必要な内容をいつでも参照できるようにするのも大事なことです。そうした文房具はいろんな種類の製品が出回っています。お気に入りの種類のファイルを愛用し、自分なりの学習リズムを確立してほしいと思います。