第1495回 あっぱれ、人命救助
2023年1月16日
実に勇気ある行動です。
高校1年に在籍する秋元麻里さんが、誤って線路に転落してしまった小学生を助け上げたのです。
昨年11月のある日の夕刻のことですが、いつも通学に利用している江ノ電の鵠沼駅で電車を待っていると、どこからともなく子どもの泣き声が聞こえてきたそうです。まさかと思ってホームから下をのぞいてみると、湘南学園小学校のカバンを背負った低学年ぐらいの女の子が線路上に倒れていて、自分では起き上がることができずにいました。電車到着までには5分ほど時間があったとのことですが、鵠沼駅は駅員さんが常時いるわけではないので、秋元さんは迷うことなく自ら線路に下り、その女の子を無事に救出したのです。女の子は手をすりむいていましたが、幸い他に大きなケガはなく、秋元さんはその子を落ち着かせた上で、最寄り駅まで送り届けてあげたとのことでした。
とっさのことで、その時のことをくわしく覚えてはいないそうですが、目の前で泣いている女の子のために、体をはって彼女を守った秋元さんの行動は実に頼もしく、立派です。あっぱれ!