第601回 母校へ卒業生が大結集~大雪の中“成人を祝うつどい”実施!
「成人の日」で祝日だったおとといの14日。関東地方は10数年ぶりという大雪に直撃され、横浜市内でも13センチの積雪を記録するという大変な一日になりました。
特に振り袖姿の女性達は、各地の式典に集まるのもさぞしんどかったと思われましたが、テレビのインタビューでは「この日がこんな天気で、逆に一生心に残る一日になりそうです!」と笑顔で語る姿に複数接し、若者たちはえらいなあと感心しました。
二年前に湘南学園高校を卒業生した諸君も、大部分はこの日それぞれ地元の式典に参加したはずです。その後、代表世話人の人達の呼びかけを受け、今年も夜に藤沢市内の学園生祝賀会に多数が集まりました。
これに先立って卒業生諸君は、今年も学園の中高ホールに集まってくれました。それぞれの地域で午前と午後に分かれて開かれる式に出席して、あの悪天候の中を、苦労しながら続々と100名近くも(!)かけつけてくれたのです。
この「成人を祝うつどい」は、成人式を迎えた節目に母校への挨拶も兼ねて来園し、懐かしい再会をはたすとともに、当時の恩師の先生方も囲んでお祝いの場を設ける主旨から開かれるもので、この貴重な催しはここ数年本校で受け継がれ定着してきました。
事前に申し入れ文書を学校に提出してくれた、卒業生代表の荒谷さんと不破さんの司会で、会が始まりました。
卒業学年の学年主任や担任だった教員スタッフの木下、奈良、濱崎、湯尾、中泉、矢後からお祝いのスピーチが寄せられました。私からもお祝いの話をさせて頂きました。6年間持ち上がった先生、途中まであるいは途中から担当した先生方の話は印象的でした。すっかり大人らしくなってスーツ姿がびしっと決まった、また振り袖姿が艶やかで美しい姿への感嘆。当時はいろいろな事もあったが、将来大人になって自立して生きていけるようにとの思いから時に厳しい叱責や指導もしたこと。6年間も共に学校生活を送って今の皆さんに接することができるから、いま再びの中1で悩み戸惑う生徒達に「大丈夫だよ」とのメッセージを送れること。この学園で共に学び体験しチャレンジした友達との絆こそ、これからの人生に向けて最大の財産となること。今は目の前の課題に追われる日々でも、いつかそれまでの人生を振り返り受けとめ直す時期がくる、その時学園時代の意味がもう一度深まること。・・・・・・皆さん真剣に恩師たちの話を聞いていました。
その後、高3当時の各クラスから代表で近況報告がありました。もう将来の職業・職場志望を明確にして頑張っている人。他大学とも合同のサークル活動でリーダーとなり、多忙だけど充実した日々を過ごす人(画面プレゼンの紹介もあり)。専門学校を経てもうこの春から社会の第一線に立つ人。修得すべき専門課程が多岐にわたり、悩みつつも懸命に勉学に取り組んでいる人。・・・・・・それぞれの報告と決意に皆が共感し、激励の拍手を送りました。
その後、全員を撮る記念写真で協力してもらい、あとは思い思いに旧交を温め、語らいました。この秋にはカフェテリアを軸とする「80周年記念館」が出来るので、今後はもっと広い施設でくつろいでもらえます。
その後校内を後にして夜のつどいへ移動しました。現在のキャンパスライフや今後の就職活動のことなど様々な話題を共にしたことでしょう。
それぞれの諸君が、公私ともどもこれから重要な岐路を迎えていく時代です。この大切な同
窓の仲間とのつながりも支えにして、各自の人生で輝ける拠点をつかみ、時には希望を修正したり挫折も克服しながら、それぞれの幸せを築いていって欲しいと願っています。