第609回 クラスメイトと結んだ絆~合唱コンの感動!
昨日は、第23回合唱コンクールの当日でした。
今回も晴天にも恵まれ、おおぜいの保護者や外来の皆様方にご来場して頂きまして、誠にありがとうございました。予想以上のご来場があって、途中でパンフレットが足りなくなってしまい、誠に申し訳ございませんでした。
午前中は高校の部で、高2と高1の10クラスが競い合いました。何度もこのステージで経験を重ねてきただけあり、高いレベルの迫力ある熱唱が続きました。本気で優勝を目指すから選曲も入念だし、男子諸君も本気で挑み、クラス一丸となって取り組むパワーと思いにしびれるのです。中学生の全員にぜひ聴かせたいな!と改めて強く思われました。全体合唱として「上を向いて歩こう」が斉唱され、各クラスのPRビデオは爆笑を誘いました。
審査講評の松田先生からは、特に高2はどのクラスも難しい曲を見事に歌いこんで素晴らしかったと絶賛され、高1も立派に健闘したが今年の先輩達の姿に学んで来年は更に高いコーラスに挑戦して欲しいとのメッセージがありました。また「同じドの音でも、歌全体のどこでどんな気持ちや主張を示す箇所のドなのかを汲み取る的確な表現」を求めて「歌の世界や歌詞の意味をもっと考えて表現する」チャレンジを、と高校生向けならではの呼びかけがありました。
午後は中学の部、中2・中1・中3の順で15クラスが歌い、学年ごとの審査となりました。風邪やインフルエンザで直前の休みが多かったクラスも含めて全クラスが参加できたのは何よりで、合唱前の各クラス紹介では今日休んだ人の分も頑張りたいとのコメントが続いたのは印象的でした。合唱部のコーラス披露が審査員を務めるため今回も聴けなかったのは残念です。
最後のホワイエ等での最終練習と声の掛け合いからも、大きな感動をもらいました。広い会場を前にする舞台でなかなか練習通りの声量やパワーを発揮しきれないことも中学低学年では出やすいものですが、懸命にクラス皆で練習を重ねてきた曲に思いをこめて歌う姿に感動しました。
審査講評の田中優先生からは、今回も各学年への温かく励ましに満ちたメッセージがあり、私も涙しました。中1はこの行事も経て真に学園生の仲間入りをした実感があること。自分の気持ちを素直に的確に表現する力に優れた中1の皆さんが歌詞の意味を大切に合唱していく今後にすごく期待していること。中2は昨年中1としては衝撃の水準でデビューし、皆の合唱が大好きでこれからもすごく楽しみなこと。中3は昨年までと比べたらものすごく頑張って成長したこと。祈り続けて迎えた今日は喜びの涙でいっぱいであり、高校でも持ち前の明るさとパワーで更に全力投球して欲しいこと。・・・・・・途中涙されながらの、温もりと人柄あふれるお話は生徒達の心にしみたのは間違いありません。
芸術館の前に集合した高校生達を委員の人たちが整然と場内に誘導する場面から、「生徒達が主体」の熱い学園行事の姿がありました。観客席の生徒達のマナーも立派でした。伝統ある本校の中高合唱コンクールと、クラスの皆で力を合わせて全力で取り組む生徒の皆さんの姿を、今回も改めて強く誇りに思いました。
【高校の部】
金 賞 高2A 人間
銀 賞 高2C 今
銅 賞 高2B Somebody to Love
審査員特別賞 高1A 証
【中学の部】
中2 金賞 中2D 虹
銀賞 中2E 桜ノ雨
中1 金賞 中1B 手紙~拝啓 十五の君へ~
銀賞 中1A 新しい世界へ
中3 金賞 中3A 信じる
銀賞 中3C 明日へ
深絆(キズナ)賞 中3B あなたへ-旅立ちに寄せるメッセージ-