第211回 楽しみな「学校設定講演会」!

2011年3月10日

今日は、特別時間割にもとづく試験答案返却の最終第3日です。これで学年末試験の結果全体が判明することになります。ていねいなテストの点検復習と年度末のプリント類の整理を、早めにきちんとやりきることが大切です。
次年度スタートまでのこの期間は、「宝物」のような時間です。リフレッシュする楽しみも大事にしながら、ここでどんな勉学に重点的に取り組むかをそれぞれが考えて、すぐ実行してほしいと願っています。

 

明日から16日まで学校は、成績会議や進級指導、年度末補習、諸会議など教員側の重要な日程が続きます。部活のある人達もおおぜいいますが、生徒諸君は家庭学習が基本になります。
17日には「学校設定講演会」を予定しています。今年度は、学園の卒業生から、スポーツ界で顕著な活躍をされている有名な方をお招きして行います。

 

20110310 講師は、田沼広之氏です。1992年度高校卒業生で、株式会社リコーの社員でおられます。田沼氏は学園中学から入学後、まず陸上部で活躍し、その後友人の誘いを受けてラグビー部に移り、高校でも続けてラグビーの心技体を習得していかれました。ラグビーの名門日体大に進学後、2年生でレギュラーとなり、同大学の大活躍に貢献します。リコー入社後は仕事とラグビーを両立されながら、ラグビー全日本代表選手として華々しい活躍を続けられました。何とラグビーWカップにも連続出場されたスター選手です。現役引退後は、同社の企業スポーツ推進部に所属され、後輩の育成と地域・社会・社内へのラグビー普及に努められています。

 

今回の講演では、中高時代の勉強と部活動の両立についての経験から話して頂き、大学・社会人のラグビー人生について、また在校生諸君の将来へ向けて助言や励ましになるお話を存分に語って頂く予定です。

 

田沼氏は、実は私もよく存じ上げている方です。何度も彼のクラス担任をすることが出来た私は、田沼氏の活躍する姿をいろいろ覚えています。背が高くて朗らかで、友人を大切にする生徒で、男女皆から人気がありました。校内スポーツ大会で優勝した時も彼は主力のひとりでした。お母様も爽やかで素敵な方であり、PTAの役員で多大なご尽力をして下さいました。
もう30代後半になられた田沼氏は、気さくなキャラは当時と変わらず、でも全日本や国際大会の修羅場をくぐりぬけ、チームスポーツで多くの同志とスクラムを組んできた逞しさが強烈です。何気ないお話からオーラを強く感じます。周りの支え、仲間との協同やバックアップがあってこそ今の自分がある、自身の絶えざる努力とチームワークの大切さを、後輩達に伝えられたら嬉しいです、と語る田沼氏は頼もしい限りでした。私も当日の講演会を楽しみにしています。