第634回 卒業生による試験直前学習サポート!
学年末試験の直前にあたる今週、画期的な試みが行われてきました。
「卒業生による学習支援」の一環として、いま大学1年生の卒業生が、放課後に試験勉強に取り組む在校生のために、サポーターとして連日来園してくれてました。今回は中2・中3・高1・高2の理数系の教科・科目について、6名の卒業生諸君が、自習で残る在校生に寄り添い、マンツーマンを基本に担当教員を補助して教えてくれたのです。
「卒業生による学習支援」は、本校で現在重視し、強化している新たな取り組みです。今年度も春の「合格体験講演会・質問会」から初夏の「学習法指導会」、真夏の「夏期合宿講習サポート」「夏期講習期間の質問会」、秋の「大学キャンパスツアーの案内」などで、多数の大学生が在校生のために尽力してくれました。「卒業生サポーターズバンク」には、昨年春の卒業生の半分以上が登録してくれて、都合がつく機会には後輩達のために何でも協力します、と待機してくれています。
今回の企画は、卒業生の側から提案してくれた様々な構想やアイデアも受けて具体化されたものです。自分達がお世話になった母校の今後のために、あとに続く後輩達のためにと、強力なバックアップをしてくれる卒業生達に大感謝の思いです。学習進学指導委員会や該当教科の先生と打ち合わせをして臨み、振り返りや感想の声にも接します。中には教育教職関係の進路を志す人達もいます。母校の教員として戻って来てくれる人材もいるかもしれないなと期待をします。
在校生からすれば、身近な卒業生先輩から懇切丁寧に教えてもらえる嬉しさや判りやすさで、今後の弾みになる新鮮な経験ともなったことでしょう。こうした貴重なつながりをこれからも育んで定着させていきたいと願っています。