第639回 ドイツ人留学生とのささやかな国際交流

2013年3月8日

 学年末試験の最終日です。試験勉強の疲労もピークに達していると思いますが、最後の科目まで妥協せずに頑張りぬいてほしいと思います。

 本日は、試験終了後に予定している、ささやかな国際交流について紹介します。学園への情報交換でお世話になっている、あるNPOの有識者の方からお誘いを受け、来日中のドイツ人留学生の男性の方に本日来園して頂けることになりました。
 慶應大学の大学院で中国政治史を専攻されているSimonさんです。英語読みだとサイモンさん、ドイツ語読みではツィーモンさんです。中国研究を深めるのは日本との関わりなどの研究が不可分ということで、一年間日本に留学されてきて、今月には帰国される予定です。

 せっかく来園して頂けるので、在校生に校舎案内をお願いし、学校案内ビデオを観てもらい、在校生と軽食やデザートを一緒に作って会食し、お茶を飲みながら懇談してもらおうと思います。日本滞在までの背景や研究テーマに至った経緯、ご本人の趣味や日本の印象などを伺ったりして、日本で暮らす留学生の意識や考え方についてふれてみたいと思います。

 湘南学園の国際教育は、海外セミナーの拡充に努めるばかりでなく、先日の昆明市大学生ご招待など、直接に本校へ来て頂いての交流機会も追求しています。特に日本への留学生との出会いの機会は貴重であり、時間や費用の面からも海外セミナーとは違った利点があります。
 日本に関心の深い先輩留学生とのこうした直接交流は、グローバル社会へ向けた在校生の視野と問題意識を広げることは間違いないでしょう。試験疲れにまけずにひとりでも多くの希望者が集まってくれるように期待しています。

追記 今回の交流に、中国人留学生の方も加わって頂くことになりました。
 張浩澤さんという方です。一昨年秋に来日され、日本語学校で1年間学んで、この春から同志社大学の法学部に入学されます。日本滞在中すでに様々な活動やイベントに参加され、日本への関心を深められています。Simonさんとも面識がおありの方です。日独中にまたがる貴重な語らいに期待します。