今週は一気に春本番を迎えたような陽気です。気温の上昇に驚き衣類も軽くなる嬉しさにもつつまれて、湘南学園高等学校の卒業式が、本日アリーナにて行われます。

　本日の卒業式を迎えるのは、全部で１７４名の卒業生の皆さんです。湘南学園での学校生活を終えて、それぞれが選んだ進路へ向けて旅立つ時期がやってきました。第１志望とした進学先に合格して、希望いっぱいに新しいキャンパスへ踏み出す諸君が多いですが、一方で今回は目標をつかめずに来春へ向けて捲土重来を期す諸君もいます。国公立大学の合格発表や私大一部の３月試験など最後の山場が待っている人たちもいます。最終結果が判明するのはもう少し先になりますが、ひとりでも多くの人たちに朗報が届くように祈るばかりです。

　毎年度の高校卒業式には、高校生は全員出席して、先輩達の門出を共に祝います。いずれ自分達もあの席に着くのだとの思いにもなることでしょう。
　吹奏楽部や生徒会総務委員会の皆さんも、卒業式の運営に毎回重要な力添えをしてくれています。今回は卒業生達の希望により、この日にぴったりの“門出の歌”を卒業生一同揃って歌ってもらうことになっています。
　この学年の皆さんも皆勤賞対象者がとても多いことに驚きました。中高６年間の皆勤を達成した皆さん、更には小学校から１２年間皆勤した人たちの人数を知ると驚きます。本人はもとよりご家族のお支えとご協力なくして達成できないことです。
　大学受験シーズン中も規則正しく登校を続け、学校で最後の追いこみに励む諸君が少なくないこと。これもここ数年で定着してきた印象的な光景です。
　受験シーズンに自主登校する諸君や、長期皆勤の卒業生の諸君が目立って多いことは本校の誇りのひとつだと思っています。様々な遠方の地域から通学する人たちも少なくないだけに、その努力を心から讃えたいと思います。

　卒業式の後には、保護者の皆様も同席されてクラス毎の記念写真が撮影されれます。そして最終のホームルーム、各クラブの送別会などが予定されています。更に今夜は江ノ電沿線のホテルで「卒業を祝う会」がＰＴＡ学年委員会の方々の主催で開かれます。保護者の皆様方のご協力ご尽力にはいつも感謝の気持ちでいっぱいです。卒業生諸君との交歓の場をわれわれ教員も楽しみにしております。また卒業してからも末長い交流が続くように、いつでも機会があれば母校に戻って来てくれるように願っています。