第673回 部活で忙しい時代~効率的な勉強法を身につけるチャンス
おととい紹介したテレビ番組の助言、今日はその続きをお伝えします。
「部活をしていた花道の先輩座談会」というまとめがありました。そこで出席した人たちから、“部活が勉強に生かせる”という観点が示されました。
たとえば週に6回部活があった人は、それでも毎日勉強をしようと努め、限られた時間だったからこそ、集中して勉強に取り組むことができたと語ります。ひどい時は週に7日あった人は、時間がないなりに10分20分でもどこかで勉強しようと自然に追求できるようになったと振り返ります。
更に励ましになる発言が続きます。高1高2の時に部活で少ない時間を有効活用できる習慣がつくと、高3になって勉強に専念できる環境になった時、すごく強くなれるとわかったと語る人がいました。高1高2の頃に「すきま時間」で勉強することをやっていて、いざ高3で本格的な受験勉強を始めると、時間の見つけ方が上手くなったと話す人もいました。勉強や行事で忙しくても勉強する習慣を重ねていくと、受験第一の生活になった時にスムーズに移行できるよ、といったアドバイスが基調になっていたようです。
こうした指摘は、これまで出会ってきた本校の卒業生諸君の姿を思い起こした時に、納得できることです。
高3の最後の大会までハードな部活を続けて頑張った諸君が、そして学校行事は高2まで毎年主役で頑張った諸君が、ちゃんと現役で上位難関校合格へたどり着く事例がとても多いことに立派だなあと感心し、さすが学園生と誇りを深めることが少なくないのです。
両立のやりくりに苦労もし、自分なりの生活リズムを築く努力を重ねたからこそ、受験へ全力投球するギアチェンジが上手くできて、目標に届くことができるのでしょう。本校では、卒業生達が在校生達のためにそうしたアドバイスを届ける場面が増えてきています。代々の助言バトンが力強くリレーされて、団体戦で大学受験へ立ち向かうパワーを充実させていきたいものです。